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眼精疲労

眼精疲労とはいわゆる「疲れ目」で勉強や読書を長時間続けたりした時、誰でも経験します。しかし、事務職や仕事上、近業を必要とする方はなおさらです。休息したり、睡眠を取ると回復するのを生理的眼精疲労といい、一方回復しないのを病的眼精疲労といいます。

眼精疲労の原因

●調節性
  屈折異常(遠視、乱視)
  不適切な眼鏡、調節異常
●症候性
  緑内障の初期、角膜疾患 等
  眼位の異常(斜位、眼筋麻痺)
  輻湊異常
●不等像性
  左右の度数が2D以上の差
●神経性
  全身疾患、神経質

眼精疲労の原因として一番多いのは、不適切な眼鏡やコンタクトレンズを使用している場合や調節(ピントを合わせる力)の異常で起こり、50%以上です。次に、目の病気を気が付かないで仕事をしている場合です。目の治療が必要になります。他の原因は図のように20%位です。

眼精疲労の症状

当然、疲れ目ですが、その症状は人によって違い“不定愁訴”と言います。
目の症状として目が疲れる・重たい・痛い・ぼやける・開けられない・ショボショボするなどです。
また、人によって体の症状が出る場合があります。
肩がこる・手足がしびれる・めまいがする・イライラする・やる気がないなどです。

予防と対策
1)1時間近業をしたら、
10〜15分間目を休ませる
2)適切なメガネ、
コンタクトレンズの使用
3)正しい姿勢で
4)適切な照明のもとで
(読書200、事務500、製図1000ルックス)
治 療

ビタミンB12や調節力改善剤(ネオスチグミン)の点眼薬 、ビタミンB12の内服薬を用いますが、回復時間が早くなるだけです。予防と対策が大切です。

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